土と器、大堀相馬焼と暮らしの記憶展開催(1)

2015年3月20日(金)~3月22日(日)の3日間、郡山市ラボット内にて、プロジェクト浪江(代表:鈴木大久)による「土と器、大堀相馬焼と暮らしの記憶」展 が開催された。原発事故によって、浪江町での暮らしや日々の営みができなくなった町の人たち。大堀相馬焼をはじめとする町の伝統文化を通して、ふるさとの記憶を継承し、未来に伝えるべきものを残そうと、企画されたものである。浪江町の方々の暮らしを知りたいと、私は最終日の22日(日)に入場した。


ラボット2階にあるギャラリーの入り口

 

・震災、原発事故前後の浪江町の写真

・浪江町出身の歌人 三原由起子氏の作品

・町の方たちが、浪江町を立体に起こした模型

 

大堀相馬焼の窯元・陶芸家の作品が並んでいた。

入るとすぐに目に入ったのは、歌人三原由起子氏の歌の掲示と書籍である。ふるさとを綴った8つの歌を読むとき、人々はそれぞれの心の中にある浪江町を思い浮かべるのだろう。白いボードと、白い壁の前に置かれた書籍の表紙のブルーが鮮やかに飛び込んでくる。

 

奥に展示された浪江町の記憶の模型。町民たちがワークショップで作り上げたものだ。家には住民の名前まで書かれている。その背後に町の風景を撮影した写真が。震災前と震災後、それぞれが撮されている。浪江町物産品の展示には まつばや「親父の小言」シリーズや、鈴木酒造店「磐城寿」、四季菓匠 長岡家 小石饅頭、なみえ焼そば などの展示があった。

 

展示をゆっくりながめ、大堀相馬焼の器を見ているのは町の人たちだろうか。顔見知りを見つけ、おしゃべりがはずむ場面も見受けられた。